子どもへの対応法

やさしくしたいのにできない!そんなママへの処方箋4つ

こんにちは!AC克服専門 分子栄養カウンセラーまきのんです!

今日も、自己肯定感を上げて、毎日を楽しくする情報をお届けしていきます❤

今日は、こんなお悩み相談がありましたので、許可を得てシェアさせて頂きます。

(以下、ご相談の引用。プライバシー保護のため一部変更しています。)

「こんにちは。私は4歳と1歳の女の子の母親です。

最近、上の子の幼稚園に濃厚接触者が出て、また登園自粛となっています。
毎日子供といると、とにかくイライラしてばかりです。

三食用意するだけでも大変なのに、せっかく用意しても食べてくれなかったりして、特にお皿を投げて遊んだりされると、つい怒鳴ってしまいます。

体を動かそうと散歩に出ると「疲れた」「つまんない」「抱っこ」となり、二人は抱っこできないので上の子に「歩いて」というと、道路にひっくり返って泣き叫びます。

夕方になると、常にけんかしてどちらかが泣いている状態です。

少しでも頭を冷やそうとトイレに行っても、ついてきてドアの前で泣いてて、心が休まりません。

日中怒鳴りまくって、夜泣いての繰り返しです。
かわいいはずの我が子にやさしくできない自分が嫌になります。
もうすぐ手が出てしまうのではないかと自分が恐ろしいです。

こんな私ですがどうしたらいいでしょうか。
よろしくお願いします。」

(引用終わり)

やさしくしたいのにやさしくできない。とてもつらいですよね。
自己肯定感が下がって、心の元気がますます出なくなってしまいますよね。

毎日一緒だと、お子さんと距離が取れないので、煮詰まってしまうという方も多いと思います。

かくいう私も、コロナ自粛中は、三人の娘と24時間一緒に過ごし、メンタルを整えるのに苦労しました(゜_゜)

同じように、子どもと距離が取れずに煮詰まってしまうあなたに、4つの処方箋でお答えしたいと思います。

Contents

1.できないことを受け容れて、できたら認める

大きくなる過程で、自分より小さな子どもと触れ合うことが少ない現代、子どもの扱い方なんて学校で習わないし、どう扱うと子どもにとって受け入れやすいのか、難しく感じる親御さんも多いと思います。

その結果、
「ごはんのときはちゃんと食べて!」
「お散歩なんだから歩いてよ」
「けんかはだめ!」

とマイナスのかかわりばかりになり、親子でストレスをためてしますことが、よくあるようです。

ここで覚えておいてほしいのは、「子どもは楽しさ優先」ということ。

保育士おとーちゃんこと、須賀義一さんも「いいものにしておいてあげる」という言い方で解説されていましたが、

ご飯も、どこかの行きかえりに歩くのも、
「嫌い」「楽しくない」
と思わせてしまうと、その後いちいち怒鳴ってやらせなくてはならなくなり、ママが大変になってしまうのです。

ご飯のときは、「投げないでね」「座って食べようね」と、伝えつつ、できなさを受け入れてあげる。そして、できたときはちゃんと認める。
「座って食べられたね」
「このお野菜は全部食べてくれたんだ、うれしいな」
こんなやり取りの積み重ねをしていきます。

「座って食べるとママ嬉しそう」
「ごはんを残さず食べると、ママが笑顔になってくれるんだ」
ということを伝えると、その場ではできなくても、いずれちゃあんとできるようになります。

お散歩に出て、疲れてしまった場合。
「疲れちゃったんだね。ちょっと座ろうか」
「ちょっとお茶飲んで元気だそっか」
と、まずは受け入れてみる。

我が家の場合、長女が4~5歳の頃は、
「お歌に合わせて歩いてみよっか」
「ももあげ、ももあげ、次は、おおまた、おおまた」
「線ふんじゃいけないゲームね」
と遊びながら帰った記憶があります。

どうしてもだめなこともありますが、「ママが一緒に楽しもうとしてくれてる」というのは伝わるので、試してみてくださいね。

また、兄弟げんかは「こんがらがった糸」。ママはほどいてあげる役に徹するのが有効です。
両方の言い分を代弁し、言い聞かせて、最後は二人まとめてぎゅー。

そして、大切なのに忘れがちなのが
仲よく遊んでいるときに「なかよくあそべてるねー」と認めてあげてください。

夕方って特に疲れと空腹で、けんかが起きやすいですよね。
小さい子供の場合、血糖値が下がりやすいので、空腹でイライラしたり、ぼーっとしてしまうことがあります。特にうちの子はその傾向が強いです。

そんな時は、小さいおにぎり作戦!
良質のでんぷんは、血糖値を緩やかに上げて、気分を穏やかにしてくれます。
お菓子はダメだけど、おかかとかを混ぜたおにぎりなら、その分夕飯の主食を少し減らしても、ダメージないのでおすすめです。

2.自分をケアする

自分が小さいころ、同じような場面で叱られたことはありませんでしたか?

「わがままを言ってはいけない」
「喧嘩をしてはいけない」
「甘えてはいけない」
というような言葉で、希望を押さえつけられた経験はないでしょうか?

「良い子でいなければならない」
「もっと頑張らなければならない」
という価値観を、親から受け継いでいないですか?

これは、言葉で言われた場合のほかに、親自身が疲れても休まず無理をしていたりする場合、その姿を見て「休んではいけないんだ」と学んでしまったりもします。

もちろん「親のせいだ!」と言っているのではありません。
親を憎んでも、自分の中に憎悪の感情が増えるだけで解決にはつながりません。

そうではなくて、自分の中の押し込められた願望に気づいてあげましょうということです。

「本当はこれは嫌だと言いたかったよー」
「もっと気持ちをぶつけたかったよー」」
「喧嘩しちゃう自分も受け入れてほしかったよー」
「もっと甘えたかったよー」
「良い子じゃなくても許してほしかったよー」
という自分に、「そうだね」「○○したかったよね」と共感してあげてみてください。

どんな気分ですか?

自分に許していないことは、他人に許すことは難しいです。
自分の子どもには、自分を投影しやすいのでなおさらです。

愛情はシャンパンタワーにたとえられます。
自分が一番上で、次の段が近い家族。次が友達。。。
自分の愛情の器からこぼれるほどに注がないと、次の段には行き渡らせることができないのです。

「~ではいけない」「~ねばならない」と感じたら、メモすることも有効です。
そして「本当に?」「ほかにもっと自分にやさしくする方法はない?」という質問をなげかけてみてください。
きっと見つかるはずです。

たとえば
「気持ちをちゃんと受け止めるよ」
「感情に良い・悪いはないよ。どう感じてもあなたを受け入れるよ」
「疲れたら、少し休んでもいいんだよ。」
「甘えたくてもがんばってくれたんだね。ありがとう」

こんな感じで、ぜひあなたの心の器を満たすようなやさしい言葉を、たっぷりと自分にかけてあげてください。

3.子どものしつけをいったん手放す

現代のお母さんは、子どもの身の回りのケア、食事作り、メンタルケア、遊び、しつけ・・・とすべてを引き受けています。

一人の子どもを育てるのに、大人が三人必要というデータもあるのに、日本のお母さんは一人で複数の子どもを育てることもあるのですから、キャパオーバーになって当たり前ですよね。

そんなとき、「子どもがこんな姿なのは母親のしつけが足りないからだ」と言われたら・・・。

「しつけるべきなの?やさしくするべきなの?」
「言うこと聞かないのに、やさしくなんてできないー!」
と、ますます苦しくなってしまいますよね。

まずは、「子どもはしつけなくてはいけない」という概念から疑ってみましょう。

赤ちゃんの時、我が子は、教えなくても、立ち上がろうとし、歩こうとしましたよね。
1歳半ごろからなんでも「じぶんで!」とやりたがりましたよね。

そう、子どもには「できるようになりたい」という意欲をたっぷり持って生まれてきているのですね。

また、おしえていないのに、親そっくりのしぐさをしてびっくりさせられたご経験はないですか?

子どもは、親の言葉よりも、立ち振る舞いを見て学ぶ部分がかなりあると言われています。ムーギー・キム他著「一流の育て方」でも、このことが解説されています。

つまり、「しつけよりも見本を示しましょう」ということ。

でもそれには、長い年月がかかりますよね。

それでいいのです。

先ほどのご相談の例では、「食べ物を投げてイライラしてしまう」とのこと。

そんな時は、まず、
頑張って作ったのに、投げられて悲しいという、自分の気持ちに寄り添うこと。
そして、「投げないでほしいな」と子どもに伝えること。
「食事のマナー」を教えつつも、今すぐできなくても、子どももママも責めなくていいと、思い出すこと。

「今すぐこれをできるようにさせよう」と思うと、とても苦しいです。
ママが苦しい子育てで、幸せな子供が育つはずないですよね。

そして「言うこと聞かないなら怒鳴っていい」という見本をしめすことになってしまいかねません。(私はかなりこの見本をみせてしまいましたw)

なので、言うことを聞かない子供を目の前にしたら「やさしくする見本を見せよう」というぐらいの気持ちでいると、怒鳴るのをやめて気長になれます。

「しつけなくてはいけない」を

「やさしく教えて、見本を見せていれば、いずれできるようになるんだ」に変えてみてください。

「怒鳴るのをやめていい」「今すぐしつけなくていい」と思うと、子どもに無理なくやさしくできるので、ママ自身が自信をなくすのも防げて、子どももハッピー。まさにいいこと尽くしです。

4.スキンシップを活用する

「やさしくしたいのにできない」という場合、ママ自身にストレスがかかりすぎ、体がストレスホルモンに負けている状態なのかもしれません。

もしあなたの気が進めば、この方法は脳科学的にもおすすめの方法です。

やり方は、「子どもとくすぐりっこ」をすることです。

布団の上などに転がって、くすぐりあって転がりまわってあそぶこと。
一日にたった5分でもいいので、お子さんとご自身の調子がいいときにやってみてください。

スキンシップは、オキシトシンというホルモンを分泌させ、信頼や安心感を生み出すことが研究からわかっています。ママも子どもも、このオキシトシンのおかげで、ストレスホルモンを下げ、リラックスしてハッピーになれるのです。
また、笑いは脳のシナプスを増やし、脳の働きをよくします。

そして、一日少しずつでも「良いかかわり」が増えると、愛情タンクが満たされ、子どもも他人にやさしくできるようになったり、親からのいわゆる「しつけ」もすんなりと受け入れられるようになります。

好循環を生むことができるので、無理のない範囲で挑戦なさってみてください。

まとめ

「子どもにやさしくしたいのにできない」という場合への処方箋をまとめます。

1.できないことを受け容れて、できるようにする方法を考え、できたときにしっかり認めよう
2.小さな自分の声を聴いて、共感してあげよう
3.子どもの「できるようになりたい」力を信じて、「しつけ」を手放そう
4.スキンシップで好循環を生み出そう

いかがでしたでしょうか。

こうしたワークを一人でやろうとすると、苦しさや、難しさが生まれるときもあります。

向き合ってもらえていない、自分の中の子どもの自分(インナーチャイルド)が
「自分のことも見て!癒して!」と言うからなんです。

そんなときは、ご無理なさらず、いったん中止して静かに心の声を聴き、それに従ってあげてください。
そして、ぜひ、信頼できる周りの人やカウンセラーの力を借りて、一緒にやってみてください。

もし見つからないという方は、メッセージをいただければ、精一杯お力になります。
現在、期間限定で無料でお話をお聞きしております。

この記事があなたのお役に立てたら幸いです。