子どものぐっすりを叶える方法

子どもが夜眠れなかったり、子どもの昼夜逆転に悩む親御さんが、クライアントさんにはよく見られます。

寝る子は育つの言葉通り、
夜ぐっすり眠れる子は日中の活動の質も
集中力も、向上するのは当然ですよね。

実は、睡眠の質は不登校の入り口となる場合もあります。
朝起きられなかったり、朝不安になるお子さんは、
夜ぐっすり眠れていない場合があるからです。

また、小さいお子さんで、夜おねしょがあったり、夜中に必ずトイレに起きるとお悩みのママさんにも、必見の内容です。

どんな子でもぐっすり眠れるようになる
とっておきの方法をお伝えします。

不眠の子どもの身体に起きていることとは

良質な睡眠のために重要なのは、
日中に血糖値が安定していることなんです。

私たちは、食事でエネルギーを補給していますが、
ご飯を食べていない時間帯は
身体に蓄えた「お弁当」で生活しています。

特に夜間は食べない時間が長いので
日中にしっかりと「お弁当」を蓄えていないと
もたないのです。

「お弁当」がなくなってしまうと、身体は非常電源である
筋肉や脂肪を燃やそうとします。

この時、燃やすために必要なホルモンが
「アドレナリン」「ノルアドレナリン」です。

これらは、通常、「危険」が迫っているときに出るホルモンです。

夜中にこれらのホルモンが出ると何が起きるかと言うと、
筋肉にも脳にも「戦うか逃げるか」の反応が起きてしまうので
身体は緊張し、覚醒してしまうのです。

すると、眠っているのに脳が目覚めて、
眠りが浅くなったり、悪夢を見ます。
また、夜中にトイレに行きたくなったり、おねしょしてしまったり、
する場合もあります。

そのまま目が覚めると、アドレナリン・ノルアドレナリンの作用で
朝、とても機嫌が悪かったり
学校に行くのがが不安になったりします。

そして、交感神経が優位な状態なので、
お腹が空かないのです。

朝ごはんが食べられなくなり、
血糖値をすぐ上げる菓子パンばかり食べたがったりして
結局また血糖値が乱高下。

あるいは朝ごはんを抜いてしまって
またお弁当を貯められない・・・と
悪循環が起こってしまうのです。

声掛け・言い聞かせでは対応しきれない

ここで、夜早く寝なさいとか、朝しっかり起きてご飯を食べなさいと
言葉で習慣を伝えるのも大切ですが、

低血糖が起きている子には
これだけでは対応しきれません。

夕方低血糖が起こっていると
血糖値を上げるためのホルモンが出てしまって、
異常興奮して夜眠れないからです。

また、朝早く起そうとしても、
夜中にしっかり眠れていないので、
当然起き上がれないのです。

眠りの悪循環から脱却する方法

この悪循環を脱却し、
子どものぐっすりを叶えて、
眠りの好循環を作りましょう。

そのための方法を3つお伝えします。

1.3食+おやつを取ろう

 3食しっかりと食べるのはもちろんのこと、おやつを食べるのが大事。

 血糖値を安定させるためには10時、15時、寝る前におやつを摂りましょう。

 このおやつは、質が重要です。

 ・サツマイモ
 ・おにぎり

 この二つが一番のおすすめ。
 チョコレートなど市販菓子を欲しがる場合も、これを食べてから、少量を食べさせるようにすると良いです。

2.マグネシウム

 長期間血糖値が乱高下している子は、マグネシウムを消費している可能性が高いです。

 マグネシウムを多く含む食材は、

 ・海藻類
 ・ナッツ類
 ・乾燥きのこ
 ・魚介類
 ・天然塩

 ぜひ取り入れてみてください。

 一方で、乳製品は、カルシウムが多すぎて逆にマグネシウムが少なすぎるため、あまりお勧めできません。

3.お味噌汁

 眠りに必要なホルモンを作り出すには、
 アミノ酸が必須なのですが、
 お肉などのタンパク質をアミノ酸に分解して吸収するには
 かなりのエネルギーと消化力が必要なんです。

 長期間、血糖値が乱高下している子は、
 消化力が落ちていることが多いです。

 なので、そんな時使えるのがアミノ酸。

 市販のアミノ酸飲料は
 添加物が心配。

 なので私のおすすめは、

 「お味噌汁」!

 天然のお魚を粉末にした、粉状のお出汁を使うと、
 プロテインにも負けないくらいのタンパク質を
 消化しやすい形で摂れるので
 とってもおすすめです♪

まとめ

さて、ここまでお伝えしてきたことをまとめると

☆子どもをぐっすりと寝かせてあげるためには血糖値が重要
☆3食しっかりプラスおやつを食べよう
☆マグネシウムを補給して
☆お味噌汁を積極的に摂りましょう

ということ。

そもそもどうしても、朝、食べられない子には、
はちみつをひとすくい
なめさせてあげるとお腹が動き出します。

その他にも、便秘を改善し、腸を元気にするサポートをしていくと
さらに消化が良くなり、
睡眠の質ももっともっと良くなりますよ♪

子どもがおやつを食べてくれない
そもそも親子関係が破綻して子どもに
おやつなどを促すことができない

という方は、ぜひご相談くださいね。
お子さんの場合何がボトルネックになっているのか
一緒に考えていきましょう。

あなたとお子さんを心から応援しています!

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