子どもとの関係を泥沼から最高にする方法

ママならだれでも、子どもとは、いい関係が築きたいですよね。

なんでも言い合えて、ちょうどよい距離感で、
信頼しあっている関係。
時には楽しく一緒にお出かけもできるような関係が
ずっと続いたら、幸せですね。

もしあなたが、そうなっていないなら、
あるいは、思春期や反抗期と呼ばれる時期に
この関係が崩れてしまうのを恐れているなら、
今日お話しする内容がきっとお役に立てると思います。

結論からお話ししますと、子どもとの関係を、泥沼から最高なものにするなら

過干渉をやめること

が絶対条件です。

過干渉は、子どものことを信頼していない行為です。
ですが、私を含めた日本の多くの親が、これを行ってきてしまっています。

過干渉を辞めるとはどういうことか?
辞めるにはどうしたらいいか?

今日はここについて、くわしく解説しますね!

過干渉をやめる

過干渉とは、「子どもが自分で決めるべきこと、自分でやるべきことにまで親が口や手を出してしまう行為」です。

例えば、明日の準備。
「明日の準備したの?また忘れ物するわよ!」

こんな声かけしてませんか?
私も過去には毎日これしかやってなかったような時期がありました。

もちろん子どもとの関係は最悪。私が何か言えば言うほど、子どもの表情が険しくなって、すべてが悪循環しているような感じでした。

今も気を抜くとついついやってしまうことがありますが、
これがまさに「過干渉」。

これをやめていくこと、少なくとも減らしていくことが、
子どもとの関係を最高にする鍵なんですね。

その理由は、子どもの自己肯定感を育てるためには、
過干渉をやめることがとても大事だから。

「自分でできる」
「一人でもやれる」
この感覚を身に着けてあげれば、
子どもは、自分を信じることができるようになり、
そして自分を応援して見守ってくれた親を信頼し、
親子で良い関係を築けるばかりでなく、
社会へ出ても周りの人と良い関係が築ける人になるのです。

では次の章で、どうやって辞めていくか(私がどのように改善してきたかの歴史なのですが)、具体的なステップを見ていきましょう。

過干渉をやめる3つのステップ

1.子どものありのままを認める

過干渉をやめるには、まず、現状のその子をありのまま認める必要があります。

その子は、ありのままで100%OK。
生きてるだけで100点。

そう思えてから、次のステップに進む必要があります。

そうでないと、私たちは、つい、足りないところばかりを探してしまいがちです。
原始時代できた、生き延びる可能性を上げる脳の仕組みが、そういう風にできているのでこれは仕方ありません。

でも、「この子は生きてるだけで100点なんだ。生きててくれるだけで私にたくさんの価値を届けてくれているんだ」と言うことを思い出すだけで、この脳の仕組みに対抗することができます。

宿題をしなくても
習い事を嫌がっても
学校へ行けなくても
とにかくこの子は今精一杯生きている
ありのままの個性的な我が子には、かけがえのない価値がある

あなたも一日に一回は、思い出してくださいね。

もしこのことを思い出すとき、何か心がざわつくならば、
あなた自身が自分のことを、
「ありのままの自分で100点満点」と思えていないのかもしれません。

そんな時は、過去記事、「ママの自己肯定感を上げる方法」をご参照くださいね

2.課題を分離する

課題を分離するとは、アドラー心理学に出てくる手法です。
今目の前にある問題は、子どもが困ることなのか、
自分が困るから問題なのか、
これを明確にすることです。

例えば、宿題をやらないことは、本来子どもの問題ですよね。
いっぽう、宿題をやらないことで恥ずかしいと感じるのは親の問題です。

私もここが難しかったのですが、
子どもの問題を、自分が恥ずかしいと感じてしまうのは、
子どもへの評価を自分への評価とごっちゃにしてしまっている証拠。

なので、子どもに宿題をやらせる前に、親であるあなた自身が、自分の心の問題に取り組む必要があるということです。

さて、宿題をやるのは子どもの課題だとわかりました。

でも、子どもに宿題をやってほしい!ですよね。それならば、それを自分の課題として、「子どもに気持ちよく宿題をやってもらう」ための課題に一生懸命取り組みましょう。

たとえば、私の場合、一年生の時には、一緒に最初の一ページやってあげるとか、取り合えず、ランドセルから出すことを目標にするとか。とにかく自分の課題として試行錯誤しました。

ここで、子どもの課題を自分から手放すポイントとして、不安を手放す必要があります。

馬を水飲み場へ連れていくことはできても、馬に水を飲ませることはできません。飲まない馬の口をこじ開けて水を入れても、吐き出してしまうでしょう。
それと同じで、どれだけ頑張っても、やるかやらないかの選択肢だけは子どものもの。親が奪ってはいけないのです。

「たとえこの課題を子どもがやらなかったとしても、この子は大丈夫」と思える必要があるのです。

特にお子さんが不登校とか、学習が著しく遅れていたり、受験生だったりしたときなどは、お母さんは不安になって、つい躍起になってその課題を子どもに渡せなくて抱えてしまう場合があります。

「不登校になってしまったら、将来どうなってしまうんだろう」
「このまま学習が遅れてしまったら、この子はおちこぼれてしまうんではないか」
「受験に落ちたらこの子はどうなるんだろう」
などの不安が付きまとうからです。

ですが、親が不安になると、子どもは、
「おまえは信頼するに値しない人間だ」というメッセージを受け取ってしまいます。
これが、親子関係を悪くする第一歩となることが多いのです。

そうとわかっても、どうしても不安が手放せない人が多い。

もしあなたが、何をやっても不安を手放せないならば、血糖値を整えて腸を回復させる必要がある!

血糖値の乱れは、脳にとても強く不安を引き起こします。
それは腸にも影響を及ぼし、脳に必要な栄養素の吸収さえも悪くなっていってしまうのです。

実際クライアントさんのなかには、血糖値を整えただけで、鬱の薬を手放すことができ、子どもへのイライラや不安が軽減した方もいます。

なので次回は、血糖値を整える食べ方についてお伝えしていきますね!

3.寄り添いと勇気づけ

さて、ここまでで、子どものありのままを認め、不安を手放して課題を分離することができたら、あなたは、上から目線であれこれ指示することはやめることができています。

代わりに行うのが、気持ちへの寄り添いと、勇気づけです。

感情を吐き出してくれた時には、徹底的に寄り添います。

そして、アドバイスではなく「勇気づけ」を行うのです。

これは、過干渉を行わず、かといって、なすすべもなく子どもの好き放題にするわけでもない、正しい子どもへの「かかわり」なのです。

詳しくはそれぞれまた解説しますが、今日はざっくりと概要をお伝えします。

「気持ちに寄り添う」とは、感情を否定せず、「そう思うんだね」と受け止めること。大人でもこのようにかかわってもらうと、安心できますよね。

「勇気づけ」とは、同じ土俵に立って、子どものいいところを認めること。
「えらいね」じゃなくて「ありがとう」「助かったよ」
「すごいね」じゃなくて「ここがいいね」「がんばっていたね」

このようにかかわっていると、子どもは親を信頼し、自分からさらに伸びようとしてくれます。

私もまだまだ修行中なのですが、意識してから、だいぶ子どもとの関係が変わりました!

具体的にはどうやるの?

学校へ行っていないお子さんを例にとって考えてみましょう。

いつも朝は遅く起きてきて、
ダラダラゲームをして、
一言も口を利かない我が子。

まずは「生きていてくれるだけでいい」と言うことを思い出してください。

次に将来の心配をしている自分に気づきます。
将来もしこの子が元気に動き出す日が来るのなら、今日の姿は、充電しているところなのかもしれないと思えてきませんか?

そして、気持ちに寄り添い、勇気づけです。
「気持ちに寄り添い」は、特に何もしゃべってくれないなら、今は充電したいという心の声に、「そういう気分なのね」と寄り添っておきます。

そして、いいところを探すのです。

一日中ねているのではなく、起きてきたんですよね?
「お、自分で起きてきたね」と笑顔で認めてあげていますか?

ご飯を食べてくれたなら
「あら、きれいに食べてくれてうれしいわ」と認めることもできるかも。

こんな風に、よく見ると認めるポイントがあるのです。
コツコツつづけていくと、必ず成果が出てきます!

ママを整えることで、3つのステップが楽になる

さて、過干渉をやめて、子どもとの関係を最高にする3つのポイントはいかがでしたか?

それぞれ、難しいポイントが見つかった方はチャンスです。

一つ目のありのままの子どもを認められない人は、自分の自己受容をできるようにするのが近道です。

二つ目の課題が分離できない人は、不安を手放す訓練を。

どちらも腸活で身体を安定させると、爆速でできるようになります。

上記二つができても、寄り添いと勇気づけが難しいのなら、それはロールプレイングが必要。自分に寄り添って勇気づけしていくことで、心の回復にも練習にもなって、一石二鳥ですよ♪

課題が明確になれば、あとはそこをクリアしていくだけ!

一緒に楽しんでいきましょう!

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